続・くのいちキャラ

本来サブヒロインであったであろうくのいちキャラが他のメインヒロイン候補を押しのけて本当のメインヒロインに勝ち上がった作品がある。火魅子伝という作品である。


火魅子伝〈1〉 (富士見ファンタジア文庫)


邪馬台国とはちょっと違う、耶麻台国という異世界に現代人である主人公が飛ばされ、神の遣いとして耶麻台国軍の総司令官となって戦闘を行っていくという、まあ戦記もののライトノベルなんですが。普通に考えたらメインヒロインってのは1巻の表紙の女の子なわけです、ええ。そうでなくともこの作品には火魅子候補と呼ばれる、まあ王女ですね、それが6人いる。その中の誰かがメインヒロインになるだろうと思うでしょ、普通。しかしこの作品は違うんですよね。メインヒロインとなるのは主人公の護衛であるくのいちなんです、ただの。特に地位も高くない。いや、この作品の場合、作者があまり先のことまで考えてないで書いてるってのはわかるんですが、それでもよくこのヒロインを選んでくれたな!みたいな。当時めちゃくちゃうれしかったわけですが。


・・・くのいちキャラの話でないな。まあくのいちキャラ好きな人は幸せになれる作品だと思うのでその人にはなかなかおすすめ。20冊くらいありますが・・・しかももう打ち切りみたいな感じで終わったんだろうし・・・。やっぱりそんなにおすすめしない!(笑)