ゆびさきミルクティー

ゆびさきミルクティー 10 (ジェッツコミックス)


★★★★


帯に「女装男子×ツンデレ女子の先駆けコミックついに完結です!!」とか書かれてたけど流石にそれはないと思いました(笑)。まずツンデレ女子がどこにいるのか小一時間問い詰めたいわ。


そんなこんなで最終巻。ゆびさきミルクティーの中で一番エロい巻です(笑)まあそんなことはどうでもよくて。
ラストシーンですよね。

「成長なんかしちゃ駄目だ。ひだりは成長なんてしなくていいんだ・・・」
「えっ、意味が、わからない・・・」


こんな終わり方する恋愛マンガなんてねーよ!


以前もいろいろ書いたけど、作者のあとがき見るに、
主人公は男として成長したことでユキを失った事を知った。
それが原因で成長するということは何かを失うということと同義であることを主人公は痛烈に思い知った。
んで横ではひだりが成長したい(大人になりたい)と言っている・・・。
そのひだりに対して上のセリフなんでまあ、別にわからないわけでもないよね。


後半はかなり急いで・・・ラストもなんだかエヴァっぽい終わり方みたいになったけど。や、俺はいいと思いますよ。
作者も言ってるとおり1巻で完結するつもりだったものを無理矢理続かせたことで無理がかかってたのもあったんで、次回作はちゃんと長期連載を見越したものを期待しています。や、この人短編もおもしろいけどね。