猫物語(黒)

猫物語 (黒) (講談社BOX)


★★★★

「あの娘は誰にとっても厄介だよ。もちろん阿良々木君にとってもね――吸血鬼ちゃんの来訪はこの町の怪異事情を随分と歪めてしまったけれど、その言に則って言うなら、委員長ちゃんの在住は、この町の人間事情をそれなりに歪めてしまっているだろうね」
「そりゃいくらなんでも大袈裟だろ」
「大袈裟に言っておくくらいで丁度いいのさ。大仰に、大胆にね。真実、あの娘の場合」


読了。俺みたいに小説読むの苦手な人はある程度目標を設けて読むのがいいですよ。2日で1冊読む!とかね。
そんなんはどうでもよくて(笑)えー猫物語(黒)です、時系列的には傷物語化物語の間の話。羽川翼が怪異に襲われる?話です。


まあ簡単に言っちまえば羽川翼によるメインヒロインパワー発動で本来ならどうでもいいような話がとんでもねー話になりました、とそういう話である。
羽川翼化物語におけるメインヒロインであるので、本人が望もうと望むまいとそういう、羽川中心に回ってしまう磁場のようなものが発生してしまうのだ!
なんか凄いメタな話だが・・・西尾維新作品はみんなこういうもんなんでしょうがないのですよ。
化物語はその羽川に勝ってしまうガハラさんすげーな話でもあるんですね。


あといくらなんでも前半の妹との下着談義は長過ぎだ(笑)